絶えず新しい技法に挑戦する向上心を持ち続け一生勉強。でも、楽しみながらを忘れない。重光隆子さんインタビュー

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ジュエリー・アクセサリーづくりの講師として教室や工房運営に励んだり、
技術やチャンスを活かしてアーティストとして活躍している会員の声をご紹介します。

Interview

Studio Xyst重光隆子さん

絶えず新しい技法に挑戦する向上心を持ち続け一生勉強。でも、楽しみながらを忘れない。

技術の引き出しは数知れず、常に自分自身が進化することで、これまで多くの生徒さんを育てあげてきた重光隆子さん。強い向上心と情熱をもってアトリエを運営される重光さんにお話しを伺いました。

ジュエリークリエイターになった、またはなろうと思った経緯を教えて下さい。

重光さん:ビーズも裁縫も料理も、結局は誰かが作った素材を組み合わせて作るもの。ジュェリーは高品質で、何も形がないところから形を作り出せる魅力がありました。

ジュエリークリエイターとして活動することで、得ることができた貴重な体験や関係、素敵だなと思えることについて教えて下さい。

重光さん:絶えず新しい技法に挑戦する向上心を持ち続けたい。アートワックスモデリングはそんな願いをかなえてくれました。今まで不可能だった小さい薄い作品も品質に問題なく作れるようになったことで心のタガが外れました。それにより、どんどん作品のデザインが頭に浮かんできます。
クォリティの向上もデザインの幅が広がったことにも大満足です。既存の生徒さん達のモチベーションもアップして教室が活性化しました。

今後、ジュエリークリエイターとして更に挑戦したいことを教えて下さい。

重光さん:今までは教室で教えることに専念してきました。今後は販売にも力を入れたいです。

好きなことを仕事にするということについて、その喜びや苦労等を教えて下さい。

重光さん:どのような仕事にも苦労はありますが、好きなことを仕事にする場合は夢と現実との間で葛藤があります。ここは妥協できないという部分は多少、金銭的・労力的に無理があっても突進してしまう。しかし、だからこそ真剣に取り組む気持ちを持続できるし、苦しい時でも乗り越えられるのだと思います。何より嬉しいのは、「作品完成!」と喜ぶ生徒さんのお顔。喜ぶ姿を見ると苦労は吹っ飛びます。

ご自身のアトリエ(教室)の活動について、生徒さんのことや、教える上で気を付けていること等を教えて下さい。

重光さん:私自身に引出しをたくさん持つことです。生徒さんには絶えず夢を与えなければいけないと思います。それぞれに苦手と感じている技法があります。作りたいデザインがあってもこの技法がが苦手で...そういう悩みを技法を変えるなり、使用する素材を変えるなりして解消します。苦手なことの解消は次の作品の夢につながります。でもそれを可能にするにはどれだけたくさんの技法を先生が知っているかにかかってきます。
生徒さんも成長します。「この先生にはもう習う技法はない」と思われないよう自分自身も技法を向上させることを忘れないようにしています。

ご自身の作品創作活動について、どのような作品をつくっていらっしゃるか、またどのような販売活動をされていらっしゃるか教えて下さい。

重光さん:基本的に目指す作品はたくましさの中に女性らしさを感じる作品です。流線が大好きです。甘い女性らしい作品から男性が好む作品までジャンルにこだわりなく作ります。販売活動はこれからJJCAさんの展示会に参加したいです。

アートワックスをはじめた経緯について、これまでの創作活動からの発展性や、アートワックスに対する期待感などを教えて下さい。

重光さん:銀に関しては地金やアートクレイシルバーも使うので、デザインによって素材や技法を選ぶことを追及してきたいと思います。アートワックスができるようになって販売作品に自信が持てるようになりました。教室に関してはアートワックスならではのネタ(デザインキットなど)を期待します。

今後アートワックスを使ってどのような創作活動をしていきたいか、また現在どのような活動を行っていらっしゃるか教えて下さい。

重光さん:現在は教室がメインですが、今後は展示会などでの販売活動をいていきたいです。

ものつくりに対する思いやこだわり、ものつくりのどこが魅力なのか等、教えて下さい。

重光さん:何もないところから形を作り出すこと。それを気に入ってくれて身に着けたり習ったりしてくれること。完成した時、誰かが気に入ってくれた時に感動や達成感があります。気に入ってくれた方に失礼にならないようにデザインはもとより品質も重視します。

日々、ひとりの人間として気にしていること、大切にしていること等を教えて下さい。

重光さん:悩むのではなく考えると思うようにすること。頑張りすぎないこと。自分にとって大切な物事は何かということを忘れないこと。そしていくつかの道・方法をシュミレーションしておくこと。原点に戻れば迷った時も意外と簡単に前に進めるような気がします。

これからジュエリークリエイターを目指す方にメッセージをお願いします。

重光さん:私は自分で器用だとは思いません。でも好きなことならとことんできます。ジュエリーに限らず色々なものを見て感動して、それをイメージ通りに形にできたら自信が付いてきます。
その日までひたすら練習あるのみ。職人は一生勉強。でも、楽しみながらを忘れないで。

これからアトリエ(教室)運営をはじめる方にメッセージをお願いします。

重光さん:運営はさほど難しいことだとは思いませんが、楽ではありませぬ。資材はあるけどお金はないという状況も多々あります。
私だけかもですが。昔、どう教えればこの子はうまく作れるようになるのかしらと悩んだ生徒がいます。しかし、今は見違えるほど上手になりました。その達成感は何十作品が売れた時より嬉しい、私の成果でもあります。
生徒を育てることで教え方も自分の技法も育てられました。不安はあっても情熱があれば乗り越えられるし、きっと生徒さんも付いてきてくれます。