人生に無駄なことは何もない、その経験は
いずれどこかで作品に活かされます。小林美樹さんインタビュー

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ジュエリー・アクセサリーづくりの講師として教室や工房運営に励んだり、
技術やチャンスを活かしてアーティストとして活躍している会員の声をご紹介します。

Interview

エレガントガラスワーク元町小林美樹さん

人生に無駄なことは何もない、その経験は
いずれどこかで作品に活かされます。

エミール・ガレに憧れて創作活動をはじめ、ジュエリーの街元町で多くの方に囲まれてアトリエを営む小林美樹さん。常に好奇心旺盛で自由な作品を創作される小林さんにお話をお伺いしました。

ジュエリークリエイターになった、またはなろうと思った経緯を教えて下さい。

小林さん:小学校の先生になるつもりが、教育実習が終わったとたんに意欲喪失。もっと自由な世界で生きたい!と、結局卒業後は就職せずにフリーター。これから何になろう?と模索していた頃、知人のつてで彫金の職人さんに弟子入りしようと思ったことも。でも・・・そんな長い爪じゃダメ!○年間は磨きのみ、最初は修行をしないともの作りさせてもらえないと聞き、やっぱり厳しい世界なんだと断念。あれから○十年~ JJCAのパンフが送られてきた時には、初心者でもできちゃうの~?とビックリ!もしかしたら私にもできるかも!とワクワクしました。

ジュエリークリエイターとして活動することで、得ることができた貴重な体験や関係、素敵だなと思えることについて教えて下さい。

小林さん:ジュエリークリエイターとしてはまだまだこれからですが、自分のイメージどおりの作品ができて、気に入ってくださるお客様と出会い、身に着けるたびにちょっぴりいい気分♪になっていただけたら素敵だなと思います。

今後、ジュエリークリエイターとして更に挑戦したいことを教えて下さい。

小林さん:ガラスや七宝などを使ったジュエリーを作ってみたいです。

好きなことを仕事にするということについて、その喜びや苦労等を教えて下さい。

小林さん:最初は趣味だったガラス工芸の教室を横浜元町でスタートして16年になります。幼稚園児~70代の方まで、男女共に幅広い年代の方に来ていただいています。教室には10年以上通われているベテラン生徒さんが多くいらっしゃいますが、生徒さんと共に成長してきたというか、育てていただいたといったほうがいいのかもしれません。入会された時には独身だった人が結婚・出産後、ご主人や子供さんと一緒に作品展を見に来てくださったり、夏休みの自由課題などを親子で作りに来てくださると、本当に嬉しいです。
こうして教室を続けてこられたのも生徒さんのお蔭だな~と、感謝しています。好きなことを仕事にして幸せね~とよく人から言われますし、また自分でもそう思います。趣味が仕事になると好きな時にだけ楽しむというわけにはいかないので、気が乗らないとき、創作意欲がわかない時には苦労しますが、たくさんの人達の笑顔に出会えるから続けてこられたのかもしれませんね。

ご自身のアトリエ(教室)の活動について、生徒さんのことや、教える上で気を付けていること等を教えて下さい。

小林さん:生徒さんがマイペースで上達できるように、一人ひとりに合ったレベルでアドバイスしています。ここはこうしたらどうかな?と生徒さんと一緒に悩みながら作品を作っていきます。
あとはホメ殺しかな!?(笑)失敗してもホメる。ここで失敗してよかったね~!って。サンドブラストはガラスに砂を吹き付け、削って模様を彫刻する技法なのですが、削ってしまったところはもう取り返しがつかない。失敗を失敗と感じさせないごまかし!?の技術の腕も上がります。失敗したと思ってもそれがきっかけでアイデアが生まれ、かえって独創的で素晴らしい作品になっていったということは多々あります。失敗して初めてわかることがあるから、次はもっといいモノが作れると思っています。
ものづくりは1人の世界に入り込んでしまいがちですが、他の生徒さんの作品を鑑賞して新たな刺激を受けられるように、年に一度は生徒作品展を開催しています。

ご自身の作品創作活動について、どのような作品をつくっていらっしゃるか、またどのような販売活動をされていらっしゃるか教えて下さい。

小林さん:サンドブラストなどのガラス作品やポリマークレイと天然石・ガラスを組み合わせたアクセサリーなどを作っています。直接の注文販売またはnetでも販売しています。

アートワックスをはじめた経緯について、これまでの創作活動からの発展性や、アートワックスに対する期待感などを教えて下さい。

小林さん:ガラスの作品とコラボできたら面白いなと思いました。エミール・ガレの作品に見られるような、凝った作りのランプの留め金具や器の蓋、花瓶の脚付き台座などができたら・・・と、始めることにしました。アートワックスは納得のいくまで何度でも盛り付けたり、削ったりできるので、時間をかければ完成度の高い作品を作れるところがいいと思います。

今後アートワックスを使ってどのような創作活動をしていきたいか、また現在どのような活動を行っていらっしゃるか教えて下さい。

小林さん:ガラスと組み合わせたオリジナルのジュエリーをnetやイベントで販売していきたいと思います。現在は教室運営がメインですので、これから作品を作り溜めていきます(汗)

ものつくりに対する思いやこだわり、ものつくりのどこが魅力なのか等、教えて下さい。

小林さん:特にこだわりというほどのものはありません。その時、その時で自分の中でのマイブームというか、旬のものを作るだけです。こんなのがあったらいいな~という頭の中のイメージを、自分の手で形にできるところが魅力なのかな。思い描いていた通りになかなかうまく表現できないこともあるので、次こそは!と、さらに深みに嵌る・・・ゴルフと一緒ですね(笑)。

日々、ひとりの人間として気にしていること、大切にしていること等を教えて下さい。

小林さん:父が遺してくれた言葉。「経験は宝なり」
何かに興味を持ったらとにかくチャレンジしてみるのが信条です。これまで華道、茶道、合気道、アートフラワー、テニス、ゴルフなど、いろんなことに挑戦してきました。(合気道だけは三日坊主でしたけれど)三日坊主でもいいじゃないですか(笑)。
人生に無駄なことは何もない、いずれどこかで作品に活かされると思っています。そういう意味では旅行でも、美味しいものをいただくのも、美術館でアートを鑑賞するのも、すべてが経験という栄養の蓄積だと思います。

これからジュエリークリエイターを目指す方にメッセージをお願いします。

小林さん:やらないで後悔するより、とにかくやってみよう!

これからアトリエ(教室)運営をはじめる方にメッセージをお願いします。

小林さん:資金に余裕のある方は別として、はじめは自宅やレンタルスペースを借りて教室をするのがいいと思います。アートワックスは特別な設備がなくても、電源とテーブルさえあればどこでも開講できるのがいいですね。