お客様の気持ちを受け止めて、その思い出を
包み込むようなジュエリーを創りたい。木曽淑枝さんインタビュー

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ジュエリー・アクセサリーづくりの講師として教室や工房運営に励んだり、
技術やチャンスを活かしてアーティストとして活躍している会員の声をご紹介します。

Interview

シルバー木曽木曽淑枝さん

お客様の気持ちを受け止めて、その思い出を
包み込むようなジュエリーを創りたい。

ビーズアート、アートクレイ、純銀クロッシェ、アートワックスと常に新しい技術に挑戦し、作品を創り続ける木曽淑枝さん。その活躍は日本に留まらず、海外への技術普及等も精力的に行われています。作家として常に第一線で活躍される木曽さんにお話をお伺いしました。

ジュエリークリエイターになった、またはなろうと思った経緯を教えて下さい。

木曽さん:もともとモノづくりが大好きでした。結婚を機に大企業のOLを退職し、家庭に居てもできる仕事を模索したところ、場所も取らずに狭い社宅生活の中で子育てしながらでもできるオリジナルアクセサリー作りをはじめました。
様々な出会いに恵まれてショップでの販売の機会を得たのが35年ぐらい前。その後も思いがけない出会いと周りの人々の激励と応援で遂に百貨店での2人展の機会を得ました。
一緒に活動してきた友人作家もめきめきと実力を発揮して間もなくそれぞれ一人で頑張ろうと、現在もお互い自分の分野をまっしぐらです。

ジュエリークリエイターとして活動することで、得ることができた貴重な体験や関係、素敵だなと思えることについて教えて下さい。

木曽さん:私のアクセサリー作りのコンセプトは身に着けて人に会ったときすがすがしいアクセサリー。話題が弾むようなものを作りたいと思っています。
世間一般の高価な価値感ではなく、私が・・・・私の友人が・・・など誇りに思ってもらえるようなものを創ります。

今後、ジュエリークリエイターとして更に挑戦したいことを教えて下さい。

木曽さん:話題を弾ませるばかりでなく、思い出を包み込むようなものを創りたいです。お客様の気持ちを受け止めて、それにこたえて制作できたらと考えています。

好きなことを仕事にするということについて、その喜びや苦労等を教えて下さい。

木曽さん:本格的にジュエリーを制作販売するようになって20年になりますが、一度も疲れたとか,飽きたということはありません。
常に工夫を絶やさず新案を生み出すというのはとても楽しいことです。純銀クロッシェという新しい技術を思いついたのもその流れかと思います。アートクレイをやっていても同じようにしてメタルメッシュという特許を取得していますし。
ここ10年ほどほとんど休みなしに仕事をしているが、特段重大な病気もしたこともないですし、やはり作ることと教えることが大好きなのだと思います。周りの人たちの温かい応援や、丈夫な体に産んでくれた両親のおかげだと感謝しています。強いて言えば、苦労をしたことがないのは欠点かもしれませんね。

ご自身のアトリエ(教室)の活動について、生徒さんのことや、教える上で気を付けていること等を教えて下さい。

木曽さん:日本古来からの習い事の世界の厳しい上下関係は私の人生経験にないので、生徒とは友達感覚で常に付き合っています。
ただ、クリエイトすることを忘れないよう、マナーを身に着けることは大事だと思っています。人まねは禁止というより、恥だということ。そのためキット売りの作品に夢中になることは賛成しかねますね。
私の教え子の皆さんが指導者になった暁には、その生徒さんに対してもクリエーターとしてのプライドとマナーを伝えてほしいと願ってます。

ご自身の作品創作活動について、どのような作品をつくっていらっしゃるか、またどのような販売活動をされていらっしゃるか教えて下さい。

木曽さん:全体にシルバーをベースにジュエリーを制作し、年1回~2回 銀座・横浜にて個展を開催しています。また年5~6回は、百貨店などでも展示販売会を行っています。

アートワックスをはじめた経緯について、これまでの創作活動からの発展性や、アートワックスに対する期待感などを教えて下さい。

木曽さん:長年販売をする中でたくさんのお客様を得ました。私もその方たちも年齢を重ねてきた中で今までよりクオリティーの高いものも作って皆様の思い出を包み残してあげたいと思うようになりました。それにはワックスモデリングが必要だと思い、その門をたたきました。
学んでいくうちに必ず形にすることができる素材だということを感じています。今ではこのアートワックスを自由に使いこなすことができたら、必ず私の目標である思い出を包み込んだ作品ができると確信しています。

今後アートワックスを使ってどのような創作活動をしていきたいか、また現在どのような活動を行っていらっしゃるか教えて下さい。

木曽さん:まず自分の創作活動においては、オリジナル作品の幅を広げてみたいですね。そして、この楽しさをたくさんの人々に(教室の生徒にも)伝えてあげたい。
4月からは、横浜のアトリエにてアートワックスモデリング技術資格認定講座を開講します。

ものつくりに対する思いやこだわり、ものつくりのどこが魅力なのか等、教えて下さい。

木曽さん:人間に感動という瞬間がなくなったらとても味気ない生き物になると思います。その感動というものを生み出すのが、姿なきものを形という状態へ持っていく行動です。だからモノづくりを生涯続けたい。

日々、ひとりの人間として気にしていること、大切にしていること等を教えて下さい。

木曽さん:流行や冗談で(無意識にでも)人を傷つける行動や言葉が嫌いです。「ならぬものはならぬのです」がモットーです。

これからジュエリークリエイターを目指す方にメッセージをお願いします。

木曽さん:すきだったら少しくらい貧乏でも楽しいよ。ただ必ず前へ進もう。

これからアトリエ(教室)運営をはじめる方にメッセージをお願いします。

木曽さん:一定のルールをはじめの第一歩で示そう特に金銭面とオリジナリティ・・・・人間大好きな人は必ず成功しますよ。